メタバース

【スマホ可】メタバースの始め方!おすすめプラットフォーム7選

デジタルテクノロジーが進化する中、私たちの生活に新たな概念が生まました。「メタバース」という言葉は、これまでにない形で現実世界を超越した仮想世界を指し、ゲーム、教育、仕事、そして社交活動が行われる新たなフロンティアとなっています。通信技術(5G)の進化により特にスマートフォンを通じて、この広大な仮想世界へのアクセスが簡単になりました。本記事では、メタバースの概要から始め方を紹介し、初心者が安全に楽しくスマホを使ってメタバースを体験するための手順をわかりやすく紹介しています。

この記事を通じて得られる知識は以下の通りです。

メタバースの概念と魅力

スマホでメタバースを始める具体的な手順

自分に合ったメタバースプラットフォームの見つけ方

メタバースを安全に楽しむためのガイドライン

さあ、仮想世界の未来の窓を開け、無限の可能性を探求しましょう!

メタバースとは?現実世界を超える体験ができる世界

メタバースとは、インターネット上の仮想空間をいいます。「メタ(meta)」はギリシャ語で「超越した・高次の」という意味で、「バース(verse)」は「宇宙・世界」を表す「ユニバース」を意味するため、「メタ+バース」で「超越した世界」つまり現実世界を超えた世界ということです。

メタバースでは仮想空間でのコミュニケーションを通して様々な経済活動が生み出されています。
ユーザーは、3次元で構成された仮想空間の中で、自分自身の分身であるアバターを介して自由に動き回り、他者と交流し、商品やサービスの売買などを体験できます。ユーザーはアバターを通じて、現実世界とは異なる体験をこの仮想空間内で行うことができます。

メタバースの4つの特徴

メタバースの特徴として以下の4つの点があげられます。

①没入型体験 

VRヘッドセットやスマートフォンを使用して、3Dの仮想空間の世界に没入できます。ゲームとして遊ぶこともできますし、住む感覚で仮想空間の住人として過ごすこともできます。

②社会的相互作用

 アバターを介して世界中の人々と交流し、現実世界とは異なる新たな友情やコミュニティを形成できます。また、現実世界ではやり直しというのが中々難しい場合も多いですが、メタバースではやり直しが比較的容易に行えますし、複数の人格を使い分けることも可能になります。

③創造性の発揮

 自分だけの空間を作り、カスタマイズすることで、個性を表現できます。自身の分身であるアバターは現実の容姿にに縛られることなく、「なりたい自分」で生きていくことができます。

④デジタル空間内の新たな経済活動

仮想世界内でアバターを購入したり、商品やサービスを購入できます。自身で作成した世界でアイテムを販売したりすることも可能です。現実世界で商品やサービスを買うようにメタバース内で商品やサービスを売り買いするという経済活動が行われています。

メタバースプラットフォーム7選!特徴と始め方

メタバースを始める最初のステップは、自分に合ったプラットフォームを選ぶことです。以下は、人気のプラットフォームとその特徴を紹介します。

Roblox ロブロックス

出典:Roblox

Roblox(ロブロックス)は、ユーザーがゲームを作成、共有することができ、他のユーザーが作成したゲームをプレイできるオンラインゲーミングプラットフォームです。ゲームの作成はもちろん、教育プログラムなどもあり、娯楽から学習まで多岐にわたります。

特徴や魅力

  • ユーザーが自身でゲームを作成、共有できるオンラインプラットフォーム
  • ゲーム作成だけでなく、教育プログラムも充実している。
  • 創造性を発揮して自分のゲームやワールドを作れる。
  • 学習から娯楽まで幅広い体験を求める子どもから大人まで楽しめる。
  • マーケットプレイスで、アイテムの購入ができる
  • 「クリエイターハブ」で自分でゲームを制作することができる

Robloxの対応機種

  • PC(Windows/Mac)
  • スマホ・タブレット(Android/iOS/Amazon Fire OS)
  • XBOX

cluster(クラスター)

出典:cluster

日本企業のクラスター株式会社が運営しているメタバースプラットフォームの「cluster(クラスター)」があります。仮想空間でしかできないバーチャルコンサートやイベントが日々開催されています。日本企業が手がけているためインターフェイス(UI)もわかりやすくなっており、スマホでもAndroidとiPhoneの両方に対応しているためハードルが低く始めやすいのも魅力です。

特徴や魅力

・日本企業が運営する日本最大のメタバースプラットフォーム

・コミュニケーションを楽しむユーザーが多い

・企業コラボが豊富

・スマートフォンのユーザーが多い

・バーチャルコンサートやイベントが豊富

対応機種

スマホ:Android、iPhone

PC:Windows・Mac

VRデバイス:SteamVR(OpenVR)対応PC向けVRデバイス、OculusQuest2、Meta Quest 3

ZEPETO

出典:ZEPETO

ZEPETO(ゼペット)は、スマートフォンでプレイできるメタバースアプリです。ユーザーの顔写真から3Dアバターを作成し、メイクや着せ替え、コミュニケーションが仮想空間上で楽しめるソーシャルアプリです。

ZEPETOは、韓国最大のインターネットサービス会社Naverが提供しています。日本、韓国、中国、タイ、インドネシアなど、アジアを中心に米国でも利用されており、2018年8月にリリースされて以来、順調にユーザー数を伸ばして、2024年1月現在、全世界での登録ユーザー数は4億6千万人を突破しています。Z世代の女性が多いのも特徴です。

ZEPETOは、インターネット上に作られた仮想現実(メタバース)の空間で、ユーザーどうしの交流やアバターのカスタマイズ、写真や動画の投稿などが可能です。

特徴や魅力

・3Dアバターをカスタマイズし、個性的なアバターを作れる

・アバター用のファッションが充実していおり、「GUCCI」や「adidas」などの大手企業が参入している

・ユーザーとの交流ができる

・ワールドの探索で様々な世界を回遊できる

・フォトブースで撮影を楽しめる

対応機種

ゼペットはスマホ特化型のアプリです。

iOS:  9.0以上(顔の連動は顔認証機能対応デバイスのみ) iPhone、iPad、およびiPod touchに対応

Android: 5.1以上

VRChat

出典:VRChat

VRChat(VRチャット)は、バーチャル空間でアバターを作成し、交流やイベントを楽しむソーシャルVRサービスです。VRChatでは、ボイスチャットで会話を楽しんだり、ゲームを通じて交流したり、ワールドを自作して交流の場をクリエイター目線で楽しむこともできます。

VRChatは、PCからアクセス可能ですが、Meta QuestなどのHMD(ヘッドマウントディスプレイ)からアクセスすることで、まるで同じ部屋にいる人と会話しているような没入体験をすることができます。

特徴や魅力

・自由度が高く、ユーザーが成長させていくことができるソーシャルVRコンテンツ

・様々なバーチャルイベントが開催されている

・VTuberの活動場所としても注目されている

「VRモード」「デスクトップモード」の2つのプレイモードが基本

対応機種

スマホ:Androidのみβ版あり(2024年2月現在)

デスクトップ版VRChat: PCで可能

VRゴーグル版:

・Oculus Rift/Rift S

・Meta Quest / Quest 2

・Windows Mixed Reality(Windows MR)系

・VALVE INDEX

フォートナイト

出典:Fortnite

「フォートナイト」です。フォートナイトは米国「Epic Games」が2017年にリリースしたオンラインゲーム(メタバース)です。 「バトルロイヤル」「パーティーロイヤル」「クリエイティブ」「世界を救え」4種のゲームモードで遊ぶことができ、中でも「バトルロイヤル」モードは無料で楽しむことができ一番人気です。

特徴や魅力

・米国「Epic Games」によって2017年にリリースされたオンラインゲーム。

・「バトルロイヤル」「パーティーロイヤル」「クリエイティブ」「世界を救え」の4種類のゲームモードを提供。

・「バトルロイヤル」モードは無料でプレイ可能で最も人気。

・幅広い年齢層に対応しており、特に若者から高い人気を誇る。

対応機種

スマホ:Android、Androidタブレット

PC: Windows 

ゲーム機: PlayStation 4/5、Xbox One、Xbox Series X/S、Nintendo Switch、

フォートナイト。Appleとの訴訟問題でiOS版やmacOS版は現在ダウンロードができない状況です。

macユーザーの方はBootCampでWindowsに切り替えてからプレイするという方法か、裏技的な方法があるようですが基本的にはWindows他のOSでプレイするのが良さそうです。

Minecraft マインクラフト

出典:Minecraft

マインクラフト(Minecraft)は、ブロックで構成された無限の世界で、建築やモンスター討伐などを行うサンドボックス(砂場)ゲームです。

マインクラフトは、ブロックを自由に組み合わせて家や街などを作り、冒険をすることができます。マインクラフトは「サバイバルモード」と「クリエイティブモード」の2種類があり、プレイする用途が異なります。子供が創造性やプログラミング的思考を養うのに効果的だとも言われており、教育学習の場でも活用されています。

特徴や魅力

・ ブロックを使って建築や探検が楽しめるサンドボックスゲーム

・「サバイバルモード」と「クリエイティブモード」の2種類がある

・サバイバルモードは、その名の通りプレイヤーがモンスターや自然の脅威にさらされながら、食料や水を調調達しながら敵から身を守り、生き残ることを目的としたゲームモードです。RPG感覚で楽しめます

クリエイティブモードは、プレイヤーがブロックとアイテムを自由に使用して、自分だけの世界を創造していきます。建築家やクリエイターとしてのアイデアを形にする楽しさがあります

・クリエイティブモードは自由な発想で遊べる、学べる

・教育目的に特化した「Minecraft Education」バージョンがある。教育に役立つ様々な機能が入っており、気候変動や古代エジプトの世界を探検できるワールドや、プログラミング思考を使った建築物の創造学習などができます

対応機種

・Java版:PC(Windows、Mac、Linux)

・統合版:PC(Windowsのみ)、ゲーム機(Switch、PS4、Xbox One)、スマホ(iOS、Android)

XRWorld

出典:XRWorld

XRWorldはNTTドコモが提供するメタバース(仮想空間)です。バーチャル空間でアバターを操作し、音楽やアニメ、ダンスなどのエンタメコンテンツや、スポーツ、教育、観光などのコンテンツを楽しむことができます。

XRWorldは、Webブラウザを介してアクセスできるプラットフォームで、特に法人ユーザーを対象にしています。アプリ不要で気軽に、様々なエンタメのコンテンツを体験できるとされています。

特徴や魅力

・様々なワールド空間を楽しめる

・アバターを通じたコミュニケーションで交流ができる

・イベントを参加して楽しめる

・企業とのコラボで法人のワールドを散策できる

対応機種

スマホまたはPCのブラウザ上

スマホでのメタバースを楽しむための注意点

スマホでメタバースを楽しめるのは気軽にメタバースを始めるのに重要です。PC上だけでしかメタバースに入れないとPCを持ち歩かないといけない必要があり、いつでもメタバース空間に入れるとは限らないからです。この章ではスマホで始める際の注意点を紹介していきます。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

  • 注意点1:データ使用量に注意
  • 注意点2:プライバシー設定、セキュリティの確認
  • 注意点3:不適切なコンテンツへの対応

注意点1:利用するメタバースによっては一定のPCスペックが必要

メタバース空間の美しい映像やグラフィックを楽しみたいという場合には、通常よりもハイスペックなPCを選ぶのがおすすめです。スペックが低いPCでもメタバースを楽しむことは可能ですが、PC購入を検討している人や、クオリティにこだわりたい方に必要なPCスペックの基準をご紹介します。

CPU:Corei7以上、Ryzen7がおすすめ

CPUは、PCの処理速度に関係する部分で、CPUの性能が高いほどPCの処理速度が速くなります。「corei7」もしくは、「Ryzen7」というCPUが搭載されているPCであれば、メタバース空間をストレスなく楽しむことができ、大人数で行うVRゲームなどにも十分に対応が可能です。

メモリ:8GB以上、できれば16GBがおすすめ

メモリはPCの作業量に関係する部分で、メモリの数値が高いほど処理できるため、スムーズにPCが動きます。

メモリ容量は、8GB以上のPCを揃えましょう。また、16GBあれば、さまざまなシチュエーションに対応することができるため、ストレスなく楽しみたい方は16GB以上をおすすめします。

注意点2:プライバシー設定、セキュリティの確認

アカウントを作成する際は、プライバシー設定を確認し、個人情報が過度に公開されないようにしましょう。また強固なパスワードを設定し、簡易なパスワードは避けましょう。2段階承認もとても有効です。パスワードを定期的に変更することでアカウントの安全を保つことができます。

注意点3:不適切なコンテンツへの対応

不適切なコンテンツや不明なユーザーのメッセージなどに注意しましょう。不審なメッセージやリクエストには応答しないようにしましょう。遭遇した場合は、報告機能などを利用して運営に通知することで改善に繋がっていきます。

注意点4:課金をする場合にはよく考えて利用しよう

メタバース内では現実世界同様に商品やサービスを購入することができます。課金をするメリット、デメリットとしては以下があります。

課金をするメリット

  • 新たな体験が味わえる
  • サービスなどの質が上がり楽しみが増える
  • 遠隔地にいるユーザーもイベントやミーティングに参加しやすい
  • 現実ではできない体験ができる

課金をするデメリット:

  • コストがかかる
  • 依存性に注意

現実でもそうですが、使いすぎには注意して自分の持っている無理のない範囲内で課金をして楽しみましょう。

注意点5:健康への配慮:

長時間のスマホ使用は目や首に負担をかける可能性があります。適度な休憩を取りましょう。ヘッドマウントディスプレイを装着する場合は仮想空間酔い、疲れという場合もあるため、慣れないうちには無理ない範囲で徐々に楽しむ範囲で行いましょう。

メタバースで何をする?活動するためのヒント

メタバースはまだまだ未発展の市場であり、これからできることはどんどん広がっていくでしょう。以下は、メタバース初心者が始めるためのいくつかのアイデアを紹介します。

ゲームとして遊ぶ

GameFi(ゲームファイ)と呼ばれます。Game(ゲーム)とFinance(金融)をつなげた造語です。 ブロックチェーンの技術を使用したゲームでは、ゲーム内の通貨に暗号資産(仮想通貨)を使用しています。無料で遊べる ゲームもメタバースではたくさんありますので、シンプルにゲームをプレイして楽しんだり、自分でゲームを作成し、他のユーザーと共有することもWEB3時代の発展した楽しみ方の一つです。

学習する

メタバースを利用して学習・教育を行います。教育プログラムに参加して新しいスキルを学ぶことで新しい教育学習の領域を開拓できるでしょう。言語学習やプログラミング、その他自分自身が興味ある分野や学びたいことなどがないか探してみてはいかがでしょうか。

イベントに参加する

 コンサートや展示会など、仮想空間で開催されるイベントに参加します。ライブコンサートではリアルイベントに劣ると思われるかもしれませんが、仮想空間内でしかなし得ない演出や企画を作ることできリアルイベント以上の非現実空間を提供するイベントも登場しています。また現実空間ではキャパの制限があるのに対して仮想空間に制限は実質ありません。移動する必要もなく、より多くの集客ができる点も素晴らしい点と言えます。

他のユーザーとコミュニケーションを楽しむ

仮想空間では場所の制限を越えて 新しい友達を作ることができます。興味のあるイベントやワールドを探索して、そこで出会った他のユーザーの人と交流をしてみましょう。仮想空間でパーティーを開催することも楽しいかもしれません。現実空間では交流するのに大きくかかっていたコミュニケーションコスト(移動、場所の確保、参加料など)を大幅に改良することができるのもメタバースの魅力の一つです。

コミュニティをつくる

あなたの「好き」を仮想空間に作り出し発信をすることで、世界中から人が集まりコミュニティが形成されていきます。そのコミュニティはあなたの「好きなこと」であるかもしれないですし「社会の課題解決」や「学び」につながることかもしれません。その可能性はアイデア次第で無限大です。

安全にメタバースを楽しむため

本記事では初心者がスマホでもできるメタバースの始め方を解説していきました。

メタバースを始めるためのポイントは以下にまとめていきます。

メタバースの4つの特徴

①没入型体験 

②社会的相互作用

③創造性の発揮

④デジタル空間内の新たな経済活動

メタバースプラットフォームをとりあえず触って遊んでみましょう。今回紹介した7つのプラットホームは以下です。

メタバースはこれからどんどん発展していきあらゆるサービスやイベントや楽しみが生まれるてくるでしょう。

実際にプラットフォームのサイトを見てみて面白そうなものに参加してぜひ遊んでみてください。

メタバースは新しいテクノロジーの進歩によって、日々進化し続けています。今回の記事があなたのメタバースを始める一助となり、メタバースでの新たな交流や楽しみに繋がれば幸いです。メタバースの無限の可能性を存分に楽しみましょう!

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